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大切なのは「バランス」

最近、周囲で体調を崩している人をよく見かけます。

この暑さですもの、元気な体をキープするのは大変ですよね。

早く治したい!とか、感染したくない!などと考えたときに気になるのが「免疫力アップ」という言葉ではないでしょうか。

でも、専門家が「免疫力アップ」を推奨することはないらしいのです。これってどういうことなのでしょう?

 


免疫は「強ければいい」わけじゃない

私たちの体を守ってくれている免疫システムは、実はとても絶妙なバランスのうえに成り立っています。
「免疫力アップ」という言葉を耳にすると、「強くすれば病気にならない」と思いがちですが、これは正しくありません。

強すぎる免疫は「自分」まで攻撃する

免疫が過剰に働くと、花粉症やアトピー性皮膚炎、自己免疫疾患(自分の体を敵とみなす病気)など、さまざまなトラブルを引き起こします。
例えるなら、家を守る警備隊が過剰になり、配達員や友達まで泥棒と勘違いして撃退してしまうようなものです。

「免疫を抑える薬」はあっても「上げる薬」はない

医療の現場には、免疫の働きを弱める薬(免疫抑制薬)がたくさんあります。
移植後の拒絶反応を防いだり、関節リウマチなどの自己免疫疾患の炎症を抑えるために使われます。
一方で、「免疫を全体的に底上げする安全な薬」は存在しません。
上げる場合は、がん治療や特定の感染症など、限られた場面でピンポイントに作用させる薬に限られます。

健康のカギは「バランス」

免疫は、弱すぎても強すぎても健康を損ないます。
だからこそ大切なのは、免疫のバランスを保つ生活です。
十分な睡眠、バランスのとれた食事、適度な運動、そしてストレス管理。
これらは派手な「免疫力アップ」ではなく、地道に免疫を正常に保つための基本です。

 


 

なるほど。何事も「バランス」が大切ということですね。

体調管理も仕事のうち。地道に「免疫のバランスを保つ生活」を心がけ、夏を乗り切りましょう!

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