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夏の匂い
気づけば7月。30℃越えの日が続く厳しい季節になりました。
暑いし、日焼けするし、虫は出るし、食べ物はすぐ傷むし…で
夏はとても苦手な私ですが、この季節に公園などを通った時に感じる匂いにはちょっと癒される気がします。
今回はこの「夏の匂い」について調べてみました。
🌿 夏の植物の匂いの正体
✅ 1. 草や木の揮発性成分(フィトンチッド)
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木や草は害虫や病原菌から自分を守るために「フィトンチッド」という揮発性の成分を放出します。
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森林浴のリフレッシュ効果のもとにもなる香りです。
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針葉樹やツツジ、サクラなど種類によって香りの組成が違います。
✅ 2. 刈り草の青臭さ(葉緑素・青葉アルコール)
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草が折れたり刈られたりすると、葉緑素由来の青臭い成分が出ます。
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特に青葉アルコール(cis-3-Hexenol)という成分が「青い草のにおい」の代表格です。
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雨上がりなどで湿ると、より強く香ります。
✅ 3. 土と微生物の匂い(ゲオスミン)
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土の湿気、腐葉土の発酵、放線菌の活動で、ほのかに土っぽい香りも混ざります。
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雨の後や朝露の時間帯だと特に感じやすいです。
🌱 夏ならではの特徴
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気温が上がり、植物の代謝が活発。
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湿度も高く、におい成分が空気に溶けて漂いやすい。
🌿 夏の匂いをもっと楽しむ方法
🍃 1️⃣ 森林浴に行く
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山や森林公園、雑木林に行くと、フィトンチッドをたっぷり浴びられます。
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特にヒノキ、スギ、モミなどの針葉樹林は放出量が多いです。
🍀 2️⃣ グリーンを家に取り入れる
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観葉植物でも微量のフィトンチッドを放ちます。
例:ゴムの木、ユーカリ、ハーブ類(ローズマリー、ミントなど) -
ハーブの鉢植えは香りも強く、夏気分を感じやすいです。
☔️ 3️⃣ 雨上がりを楽しむ
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夏の夕立のあとの散歩もおすすめです。
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湿ったアスファルトや草地から立ち上るペトリコールの匂いは「夏の匂い」の代表格。
🌿 4️⃣ 精油(エッセンシャルオイル)を使う
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ヒノキやスギ、モミ、ユーカリなどの精油をディフューザーで焚くと、森の香りを再現できます。
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シトラス(レモン、ベルガモット)を混ぜると、より夏らしい爽やかさに。
☀️ 5️⃣ 外遊びやキャンプ
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自然の匂いは湿度や気温で変わります。川辺やキャンプ場の木陰は、まさに夏の匂いがいっぱい。
「フィトンチッド」…初めて聞きました。
やはり植物には癒しの力があるのですね。
暑い夏を少しでも快適に過ごすためのヒントになれば幸いです。