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じゃがいもいろいろ

最近、ユニークなネーミングの野菜がたくさんありますよね。

仕事柄、じゃがいもについてはわりと多くの品種を知っているつもりでいたのですが、先日お客様とのやり取りの中で聞いたことのない品種が登場。

そこで改めて品種ごとの用途と特徴を調べ、整理してみました。


🍟 フライドポテト・コロッケに向いている粉質系じゃがいも

ホクホク感を活かしたい加工には、でん粉含量が多い「粉質系」が適しています。

品種名 特徴
男爵(だんしゃく) 日本で最もポピュラーな粉質品種。コロッケなど加熱で潰す加工に◎
キタアカリ 「栗じゃが」の異名を持つ甘み強めの人気品種。ポタージュにもおすすめ。
インカのめざめ 小粒ながら濃厚な甘みと黄色の果肉が特徴。焼き調理にも合います。
はるか 貯蔵で甘みが増すタイプ。粉質と粘質の中間で使いやすい。

🥗 煮物・サラダ向きの粘質系じゃがいも

煮崩れしにくい粘質系は、カレーや肉じゃが、ポテトサラダに好適です。

品種名 特徴
メークイン 定番の粘質じゃがいも。細長く滑らかな食感。
とうや 煮崩れしにくく味もマイルド。業務用でも人気の安定品種。
さやか 果肉が白く、あっさりした味わい。和食系メニューにも合います。
アンデスレッド 赤皮&黄肉でサラダに彩り。やや粉質で甘みもあり。

🧈 焼き・蒸しで甘みを楽しむタイプ

そのままの味を楽しむなら、甘みや風味の強い個性派品種もおすすめです。

品種名 特徴
インカのひとみ 「インカのめざめ」の兄弟品種。甘み強く、蒸しや焼き調理に最適。
グランドペチカ(別名:デストロイヤー) 赤紫の皮にまだら模様、濃厚な味わいと独特の見た目が魅力。
ノーザンルビー 中まで赤い珍しいじゃがいも。蒸しても色が残るので映えます。
シャドークイーン 果肉が紫色。アントシアニン豊富で健康志向メニューにも◎。

🏭 加工・業務用向け品種(でん粉・チップス等)

加工のしやすさやでん粉含量を重視した品種も多く存在します。

品種名 特徴
トヨシロ ポテトチップス用として長年重宝される品種。安定した品質。
スノーデン チップ加工向けに適性が高い北米系品種。揚げ色が良い。
こがねまる 収量・病害抵抗性に優れ、冷凍食品加工にも使われます。
北海102号 主にでん粉用として作付けされる、業務用に特化した品種。

 


🌱 おわりに

今回は、ユニークな品種名のじゃがいもを用途別にご紹介しました。
当社では、原料調達の際に品種の特徴と加工用途の適合性も考慮してご提案しています。
「この加工に合う品種を探している」「こんな色や食感のじゃがいもはないか」といったご相談がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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