とうもろこし栽培 ③間引き&除草
前回の作業から約1ヶ月が経過しました。
ヘトヘトになりながら蒔いた種はちゃんと発芽してくれているのでしょうか?
ドキドキしながらシートをめくると…
ジャーン!
立派に育っております!芽が出ないものもあるだろうということで念のため1つの穴に3つずつの種を蒔いていたのですが、ほとんどの穴から3本ずつ芽が出ています。よかったー!
と、安心するのも束の間。本日の我々の使命は間引き。
つまり三つ子の中から最も立派に育ちそうな子を選び、その他を切り捨てるというちょっぴり残酷な作業であります。
作業上の注意点としては、
根に影響がないよう抜かずに根元をハサミで切る
選択に迷ったら高さより太さを優先する
葉の数が少ないのでシートの上げ下げで傷つけないようにする、など。
心得たところで一人一列を任され、よーいドン!
まったく躊躇することなく作業を進める女性陣。あっという間に割当て分は終了です。
一方、なかなか進まない男性陣。慎重というか、情け深いというか…
また、間引きに合わせて雑草も除去しました。
種も蒔いていないのにいったいどこからやってきてこんなに育つのでしょう?
最後にトンネルの際と通路の雑草を鋤のような用具で搔き取って終了です。
通常は人手や作業時間節約のため、除草剤を使用するそうです。
除草剤が雑草に効いてトウモロコシに影響しないというのが不思議なところ。
そして本日の成果(?)はこちら。
選抜されて残った子たちが期待通り大きく育ちますように。
お疲れさまでした!
次回は、ベビーコーン収穫(予定)です。
ご協力いただいた野村ファームさんのHPもぜひチェックしてみてください。
↓野村ファームさん
https://nf831.jp/
とうもろこし栽培 ②トンネル作り
さて、前回播種作業が終わったところで既に2時間も経過していました!
皆、満足感に浸っていましたが、作業はまだ続きます。
それでは第二回、力作の「トンネル作り」のレポートをお届けします!
「トンネル」とは・・・
支柱とビニールシートで作った、小さなビニールハウスのような
ものを呼びます!
まずは、トンネルのアーチを立てます。
畝の左右に立ち、支柱の片方を地面に刺してからもう片方を曲げて
地面に刺します。
どのくらいまで地面に刺すかは、支柱に目印があるので段々と慣れてきます!
ただ、前日の雨で土が固かったので、奥まで押し込む力は必要でした。
アーチ作りのポイントは、
各畝の両端に、もう1本余分に支柱を斜めに差し込むことです。
風の影響でトンネルが倒れにくくなるよう強度が出るそうです!
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次に、アーチの上にシートを張ります。
ここで、使用感のあるシートが登場します!
新品のシートを使うと、焼けて破れてしまうそうです。
また、シートの一方は曇り止めの特殊加工がしてあるため裏表に
気を付けなくてはなりません!
シート張りのポイントは、
長さが100mほどあるシートを切らずにそのまま畝に張るため、
1つの畝ごとに、シートの中心を合わせて両端を均等に引っ張ると、
きれいに張ることができます!
畝の両端はシートを固くねじり、ペグ(杭)も畝の近くでしっかり
打つことで風が入りづらくなります。
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最後に、シートが風で吹き飛ばされないように、押さえ紐で固定します。
畝の左右に立ち、アーチの支柱近くを起点としてペグに紐を2巻きほどして
地面にペグを打ち、左右交互にシートを押さえつけていきます。
ペグはアーチで使った支柱よりも太く頑丈で、足で押し込み地面にしっかりと
刺しました。
おさえ紐を固定するポイントは、
ペグをアーチの支柱のすぐ横に打ち込むこと。
そして打ち込む向きは、畝よりも外側にすることです!
内向きにペグを打ってしまうと風の持ち上げる力に対して弱くなって
しまいます。
作業終盤では、作業分担も自然とできて、スピードアップするコツをつかみ、
トンネル作りは約1時間で終了しました。
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ようやく1日目の農業体験は終わりです。
皆の様子はというと・・・
たった半日の慣れない姿勢での作業で、全員疲労困憊…
この日のために購入したピカピカの長靴は見事に汚れ、
翌日は全身が筋肉痛になってしまいました…
~播種からトンネル作りまで、実際に体験をしてみた感想~
電動機器などは使わずに手作業でやったことは想像以上の重労働で、
農作物は、ただ種を播けば勝手に育つのではなく、
様々な工夫と手間がかかっていることがわかりました。
きっと収穫するころには、わが子のように可愛い存在になりそうな予感です!
次回は、薬散と除草についてレポートします!
ご協力いただいた野村ファームさんのHPもぜひチェックしてみてください!
↓野村ファームさん
とうもろこし栽培 ①播種(種まき)
桜が見頃を迎えた今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか?
今春から私たちは
「野菜を取り扱っているのだから、実際に農業を経験して理解を深めよう!」ということで
野村ファームの野村さんにご協力いただき、
とうもろこしの播種から収穫までを体験させていただくことになりました。
今回は第一回として播種のレポートをお届けします!
前日に雨が降っていて、土が湿っているという
播種に向かない日でしたが無事とうもろこしは成長するのでしょうか…?!
お借りしたのはこちらの一区画!
事前に野村さんがマルチを敷いて準備してくださっていました。
こちらのマルチは土の微生物と反応して自然に還る、
環境に優しいものなのだそうです。
こういうところにもSDGsとして貢献されているとは、
実際に畑に伺ってみないとわからないことですよね。
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それでは、作業開始です!
まず、棒を使って第二関節くらいの深さの穴をあけていきます。
そこに植えるのは「ゴールドラッシュ」という実が大きくて、とっても甘い品種です。
種はこちら・・・
なんと、赤いんです!!
鳥避けのために赤く着色されているそうですが
黄色いとうもろこしからは想像がつかなくておもしろいですよね。
ひとつの穴に対し、3つの種を重ならないよう慎重に置いた後は
こちらの道具を使って土をパラパラと被せます。
土が湿っていて重たいので、見た目よりもかなりの力が必要です。
そして余分な土はトンボで均していきます。
これで播種は完了です!
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こちらのような土に穴をあけずに播種ができる道具もありましたが
土が湿っていたことでうまく使えず苦戦・・・
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播種だけでヘトヘトでしたがまだまだ作業は続きます…。
そちらは次回、トンネル作りとしてお届けしますね!
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↓野村ファームさん
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